仕事がないフリーエンジニアからの卒業

安売りはしない

安売りはしない

フリーランスにとって悩ましいのは、仕事の完成に対する報酬額の設定です。会社勤めであれば、契約によって異なりますが、多くの場合には、仕事をどれだけ精力的にこなしても、給与体系に応じて支払われる給与に加えて、ある程度実績を反映した賞与があるとはいえ、それも会社全体の業績に左右されてしまいます。その点フリーランスの場合には、クライアントとの間における個別の契約内容によるのであり、場合によっては相応と考える報酬を求めて交渉することも必要になります。従ってフリーランスとして、自らの適正な報酬金額の設定基準を持つことは大切です。

作業時間による換算

まず仕事の完成に必要な作業時間を見積もることができるようになりましょう。仕事の完成に要する時間は、人それぞれに異なります。そのため仕事の報酬額を、自分が仕事を完成させるために要する作業時間で割れば、時間単価を計算できます。

最低時間単価

フリーランスという働き方は、クライアントとの間で、仕事の完成に対する報酬の支払いを契約します。そのため仕事の完成にどれだけ時間がかかるのかは、問題ではありませんが、それと同時に短期間で集中的に完成できるのであれば、その分時間単価が高くなります。
もっとも1か月の生活費として必要な金額を想定して、それを1か月の稼働時間で割ることにより、最低時間単価を計算することができます。フリーランスとして仕事を開始するにあたっては、案件の獲得が先で報酬も安くせざるを得ないでしょうが、それでも自分自身で基準を決めておくことは大切です。

客観的な妥当性

またフリーエンジニアにも、競争はつきものです。いくら自分の報酬額を高く設定しても、客観的に見て不当に高ければ、いつまで経っても案件を獲得することはできません。やはり客観的な基準として、同じレベルの実力であれば、どの程度の報酬が妥当であるのかを知る必要があります。
そしてその上で、自分を売り込むマーケティングを考えましょう。仮に新たなスキルを磨いたり、経験を積むために必要であれば、敢えて安い仕事も引き受けることが、長期的に見て役立つということもあるのです。そしてフリーランスがクライアントに対して弱い立場にあるのも事実ですが、価格交渉を有利に運ぶ上で、実力の高さや豊富な経験を交渉材料にすることができるのです。

仕事を断るという選択肢

フリーランスは収入が不安定であることから、仕事がいつなくなるか分からないという不安を常に抱えています。しかしあまりに安い仕事で継続的に受注していれば、忙しく長時間働いても、収入は低いままです。リスクの分散のためにも、常に新たなクライアントを開拓しながら、単価の安い仕事は断る勇気も必要です。

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